コナミグループの2026年3月期第3四半期累計(9カ月間)の売上高は3,530億円で、前年同期比13.6%増となった。 2026年3月期第3四半期決算説明資料によると、『eFootball』がけん引するデジタルエンタテインメント事業が引き続き最大の収益源となった。

対象期間は2025年12月31日までの9カ月間で、同社の会計年度は2026年3月31日に終了する。

『SILENT HILL: Townfall』(Screen Burn / Annapurna Interactive / コナミ)
SILENT HILL: Townfall ©Konami Digital Entertainment ©Annapurna Interactive ©Screen Burn

第3四半期累計の業績

主要指標はいずれも前年同期を上回った。連結業績は以下の通り。

  • 売上高:3,530億円(前年同期3,108億円から13.6%増)
  • 事業利益:1,018億円(前年同期871億円から16.8%増)
  • 営業利益:1,018億円(前年同期867億円から17.4%増)
  • 税引前利益:1,050億円(前年同期888億円から18.3%増)
  • 親会社の所有者に帰属する四半期利益:743億円(前年同期631億円から17.8%増)
  • 1株当たり利益:548.46円(前年同期465.56円)

営業利益率も前年同期の27.9%から28.8%へとわずかに上昇した。

通期業績予想と配当予想を上方修正

この結果を受け、同社は2026年3月期の通期業績予想を上方修正した。

  • 売上高:4,680億円(従来予想4,300億円)
  • 事業利益:1,310億円(従来予想1,140億円)
  • 営業利益:1,230億円(従来予想1,060億円)
  • 親会社の所有者に帰属する当期利益:860億円(従来予想750億円)

配当予想も修正した。期末配当は当初予想の1株当たり83円から107.50円に引き上げ、年間配当は従来の166円から190.50円となる見込みだ。配当性向30%以上とする基本方針に基づく修正である。

デジタルエンタテインメント事業が引き続きけん引

デジタルエンタテインメント事業の売上高は前年同期比16.3%増の2,662億円。事業利益は19.4%増の965億円で、営業利益率は36%だった。

『eFootball』はプレイヤー層の拡大を続けており、1月には全世界累計ダウンロード数が9億5,000万を突破したと発表された。

第3四半期には、『桃太郎電鉄2 ~あなたの町も きっとある~』が2025年11月に国内でNintendo Switch 2およびNintendo Switch向けに発売された。また、『eFootball』を採用した「FIFAe World Cup 2025」がFIFAと共にサウジアラビアで開催された。

同事業の通期予想も上方修正し、売上高3,480億円(従来予想3,100億円)、事業利益1,225億円(従来予想1,030億円)を見込む。

家庭用・モバイルゲーム以外の事業

2025年10月1日付でアミューズメント事業を新会社コナミアーケードゲームスに分割したことに伴い、アーケードゲーム事業は独立したセグメントとして開示されるようになった。その他の事業の業績は以下の通り。

  • アーケードゲーム事業:売上高165億円(12.6%増)、事業利益36億円(10.1%増)。『桃太郎電鉄ワールド ~地球もメダルもまわってる!~』『pop'n music High☆Cheers!!』『カラコロッタ トロピカルリゾート』などを展開した。11月の「AMUSEMENT EXPO 2025」では、『鬼滅の刃』初のアーケードゲームとなる『鬼滅の刃 日輪バトルスラッシュ』と『サザエさん まちがいさがし』も発表された。
  • ゲーミング&システム事業:売上高287億円(5.7%減)、事業利益18億円(61.4%減)。6年ぶりの新筐体「Solstice 49C」がGlobal Gaming Expoで「Best New Core Cabinet」を受賞した。Solstice 49C向けに「BOMBERMAN」シリーズも登場し、カジノマネジメントシステム「SYNKROS」はカリフォルニア州のカジノやクルーズ船に導入された。同事業の事業利益予想は75億円から50億円に下方修正された。
  • スポーツ事業:売上高373億円(2.3%増)、事業利益27億円(46.4%増)。第3四半期にピラティススタジオを9店舗出店し、第4四半期にもさらに4店舗を出店予定で、合計85店舗となる。12月にはパーソナルジム「Personal 30」の3店舗目をオープンし、2026年4月からは複数の自治体のスポーツ施設の運営も開始する。

今後の発売予定タイトル

デジタルエンタテインメント事業の主なパイプラインは以下の通り。

  • 『パワプロアドベンチャーズ』:App Store/Google Play、日本、2026年春
  • 『Darwin's Paradox!』:Nintendo Switch 2/PS5/Xbox Series X|S/PC(Steam)、グローバル、2026年
  • 『幻想水滸伝 STAR LEAP』:App Store/Google Play/PC(Steam)、グローバル、発売時期未定
  • 『SILENT HILL: Townfall』:対応プラットフォーム・発売時期未発表

コナミグループについて

コナミグループ株式会社は、デジタルエンタテインメント、アーケードゲーム、ゲーミング&システム、スポーツの各事業を展開する日本のエンターテインメント企業だ。ゲーム分野では『eFootball』、『桃太郎電鉄』、『METAL GEAR』、『SILENT HILL』、『幻想水滸伝』などのシリーズで知られる。

『eFootball』の動向を追うファンや『SILENT HILL: Townfall』を待つファンにとって、今回の9カ月間の業績は、期末に向けてデジタルゲーム事業が好調であることを示すものだ。

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